緊急地震速報サービス EQ Station

法人のお客様

地震発生時の被害を
最小限に抑えるために

緊急地震速報サービスとは、気象庁が中心となって提供する地震の揺れの予報・警報です。気象庁では、全国約千箇所に地震計を設置しており、地震の発生直後に震源近くの観測点で地震波をとらえて、大きな揺れが到達する前に震度や震源などを予測して、可能な限りすばやく知らせるサービスです。当社の緊急地震速報サービス「EQ Station」は既存の放送設備と連動することで建物全体への情報の通知が行えます。

EQ Stationとは

東洋テックが販売・提供する緊急地震速報サービスは、高度利用者向けの「EQ Station」です。
気象庁からの地震情報は、配信サーバーを経由して、インターネット回線を通じてお客様建物内に設置する受信機に「推定震度・余裕時間」を配信して、音声にて報知します。
また、放送設備等と連動させることにより、地震の発生を建物全体に放送することが可能となります。

特徴

  • ■既存の放送設備と連動することで建物全体への情報の通知が行えます。
  • ■エレベータの制御やボイラーの緊急停止等、各施設の機器の制御も行えます。
    【施設・機器の制御】電子錠の解錠/エレベータの制御/自動発電機の始動/ボイラーや発電機、コンプレッサー等の緊急停止/各種パルプの遮断/消火設備の制御/アトラクション設備の停止
  • ■死活監視機能も搭載。24時間365日、データセンターにより受信機の通信状況を監視しています。
  • ■機器の故障や通信環境の不具合などで配信が出来ない場合は、データセンターにて異常状態を検知。「いざ地震が発生した時に、全く機能しなかった」といったトラブルを未然に防ぎます。

導入のメリット

緊急地震速報サービス「EQ Station」を導入することで、事前にさまざまな対応がとれます。

  1. 1.揺れる前、地震が来る前に、地震の到達を音声等により通知
    ・揺れる前に、防御態勢が整えられる
    ・倉庫等、商品が山積みしているところでは、地震で荷崩れする前に安全な場所に脱出できる。
  2. 2.放送設備と連動すれば、建物全館に報知
  3. 3.エレベータを制御することで、揺れる前に最寄階に停止させて閉じ込めを防止
  4. 4.入退室装置と連動することで、ロックを解除し、閉じ込めを防止

活用シーン

緊急地震速報サービス「EQ Station」は、大勢の方がおられる施設・場所の管理に最適です。

  • ・工事現場危険作業場
  • ・オフィス
  • ・学校
  • ・工場物流センター
  • ・病院
  • ・マンション

放送設備がない
施設への対応

放送設備のない倉庫や工場でも緊急地震速報サービス「EQ Station」を導入していただけます。特定小電力型送信機とアンプ・アンテナが内蔵されたワイヤレス拡声スピーカ(受信機)により、見通し200m程度なら配線工事を必要とせず放送設備を構築いただけます。さらに、受信スピーカーはチャンネル設定することにより、他と干渉することなく何台でも設置していただけます。

緊急地震速報
豆知識

「一般向け」と「高度利用者向け」の違い

緊急地震速報には「一般向け」と「高度利用者向け」の2種類があり、利用者への提供方法がそれぞれ異なります。

一般向け緊急地震速報

平成19年10月1日より無料で提供を開始しており、テレビやラジオ、携帯電話などを通じて、推定震度5弱以上の場合にのみデータ配信されます。ただし、全国を約200に分割したエリア単位での予測となるため、推定震度は「強い揺れ」等の曖昧表現にとどまり、猶予時間までは発報しません。

高度利用者向け緊急地震速報

平成18年8月1日より先行的に活用できる分野から有料で提供を開始しており、専用受信端末などを通じて、震度1からデータ配信されます。端末を設置した場所におけるピンポイントでの予測となるため、推定震度と猶予時間までを発報します。

なぜ緊急地震速報が必要か?

突然襲ってくる地震に対して、ほんのわずかでも時間の余裕があれば、 被害を最小限に食い止める方法がとれます。
例えば、室内にいた場合、扉を開けて脱出路の確保、ガラスや棚から離れる、ガスの元栓を切る、 机の下に避難することにより、身を守ることが出来ます。
屋外にいた場合は、ビルや校舎など建物から離れる、耐震性のある建物の中に避難する。グランドの中央に集まる等、こちらも落下物等から身を守る態勢を取ります。

その他、エレベータを最寄り階に止めたり、工場などではコンプレッサーや機械を停止させたり、 工事現場では、少しでも安全な場所に避難したりと数秒でもたくさんの安全確保が出来ます。
また、コンプレッサーや機械等を緊急停止させたり、エレベータを自動で最寄り階に止めたり、 入室管理をしている扉を解錠させたりと、いろいろな機器を制御することが可能です。
※制御に関しては、別途お打ち合わせが必要となります。

企業のBCP対策においても、地震対策としてガラスの飛散防止、 什器の転倒防止や備品の落下防止から、建造物の耐震補強まで、 やるべきことはいくらでもありますが、そのなかで緊急地震速報というのは、 最も簡易かつ有効な地震対策の一つではないでしょうか?
現在、大規模な災害に対する備えとして、完全に抑制するシステムはありませんが、 万一、災害が発生した場合、被害を最小限に食い止める対策(減災対策)が要求されております。
当社では、BCP対策を重きに置いて、各種減災対策を提唱しています。

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